死産後の産褥期について
死産であっても、産んだことで、産褥期一か月は実家で療養していました。
でも、死産宣告、死産分娩、火葬、供養、と怒涛の数日間が過ぎ、
急に妊婦でなくなったこと、お腹の中にいた子が居なくなったこと、
時間は過ぎていくけれど、気持ちは全く付いていけず。
産褥期として、身の回りのこと以外してはいけないと母に言われて、安静にして居ましたが、その産褥期の一か月が一番辛かった。
動いて気を紛らわす事も出来ず、何かに集中して取り組むことも目を使い過ぎてはいけないと言われ、出来ず、ただただ現実と向き合わなければならない時間でした。
なにも出来ないので、時間がすごく長く感じました。
本当なら、出産して我が子ジュニアと実家で過ごしているはずなのに、どうして私だけこんな目に合うんだろう。
この考えばかりが、グルグルと頭の中で巡っていました。
赤ちゃんが居ない死産の人たちは、どうやって長い長い産褥期を過ごして来たんだろうと思いました。
私自身も何してたんだろうどうやって過ごしたんだろうと振りかえって考えるも、あまり思い出せません。
寝て起きて食事してソファに座りながら外を眺める。
そんなことの繰り返しの日々だったように思います。
そこには、精気はありませんでした。
まるでロボットや機械のようだったと思います。
今思うと、どんな薬も効かなくて
時間が過ぎるのを待つ
時間薬しか効かないんだなと改めて思います。